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若者の車離れについての妄想とか [独り言]

諸事情により、最近、車に興味を持つようになった。
そのせいか、ここ数日、自動車メーカーが変なタイアップをしているように思う。

そこで、若者の車離れについて考えてみることにした。
もっともらしいことを書いているが、裏付けがなく
すべて私の妄想である。
それを踏まえたうえで興味のある方はご覧いただきたい。

 

 

昨今、若者の車離れが叫ばれている。
詳しくはWikiでも見ていただきたいが、様々な要因が挙げられている。
そもそも車離れなど起こっておらず、単に少子化の影響と見る向きもあるが
若者の興味の対象としての車は間違いなくその地位を下げていることから、車離れは起きていると考えられる。

今回は、若者の車離れの背景とその本質、若者と車との融和について考えていきたい。


車離れの背景とその本質

車はなぜ必要か

道具としての車

そもそも、車はどうして必要か。車の提供するサービスの本質は移動および輸送手段である。
移動という意味での代替サービスとしては、徒歩・自転車・バイク・電車などがあげられる。
輸送という意味での代替サービスとしては、宅配便・タクシーなどがあげられる。
単純に言えば、道具としての車である。
外回り営業、運送業などでは必須の道具と考えられる。
通勤(通学)、子供の送迎などでは他の代替サービスよりも優れているとされる場合に選択される。
また、スキー場やキャンプ場に行くなどレジャー目的でもその手段として所有される。


ドライブという価値

上の節では車は道具であると規定した。
しかし、少なからぬ人がドライブを趣味としている。
これは男性に多いことだが、飛行機やロボットなど、複雑な機械の操縦をしてみたいという考えから
車の操縦を楽しみたい、という願望につながっている。
つまり、車に乗るということ自体がサービスとなっているのだ。
また、車に乗ることで楽しめる副次的なサービス(ドライブインなど)もドライブという価値に含まれるだろう。


車を持つというステータス

道具としての車・ドライブを楽しむための車、とここまでは乗ることを前提としてきた。
ここでは乗る乗らないは別として、車の持つステータスというものを考えよう。
日本の場合、普通自動車の免許は18歳から所持できる。
また、購入はもちろん維持にもそれなりの費用が必要である。
親などに全面依存する人もいるだろうが、一般的に車を持つということを大人の証と考えることもできる。
また、どのような車を所有するかでその人となりを推測するという考えもある。
少々時代遅れの考えではあるだろうが、人を見るときは靴を見ろ、などというように
日常の道具にどのようなものを選ぶかで人物を考えるのはあながち間違いとは言えないだろう。


以上のように、車を保有する理由には道具・ドライブ・ステータスの三つの側面がある。
ここで今回のテーマである、若者の車離れとの関連性を考えていきたい。
まず道具としての車の利用においては車離れと大きな関連はないだろう。
以前に比べ電車が便利になった、レジャーがアウトドアからインドアに変化した
晩婚化・子なし夫婦の増加で車がいらない、といった要素はある。
けれど地方での生活においてや仕事での必要性は変わらない。
若者の車離れというテーマでは、ドライブ・ステータスという意味での所有価値が低下したことが
大きな問題となる。


ドライブとしての価値の低下

趣味の多様性

多くの識者がいうように、現代社会では趣味や娯楽が多様化した。
ゲームや携帯電話、インターネットが台頭し、車や漫画への興味が低下した。
昔はメカニックに興味のあった少年が、今ではプログラミングに興味がいくようになった、とも考えられる。


ドライブというサービスの代替の登場

操縦を楽しむことは今やゲームセンターで100円あれば体験できることとなった。
それどころか通常では体験できないような機種を、擬似的にとはいえ操縦できる。
また、ドライブでは彼女と二人きりの空間を共有できる、という価値もあった。
しかし、今では携帯電話で通話なりメールなりすることで簡単に二人きりになれる。
アプローチをかけるにしても、ドライブに誘うではなくメールを何度もした方が手っ取り早い。


エコの登場

燃料価格の高騰や環境保全が叫ばれて久しい。
そういう背景のもと、車業界にもエコという名の燃費至上主義が蔓延した。
かけられるコストが同じ状況で燃費を良くしようとしたら
デザインや操縦への分配が減ることは明らかだ。
つまり、ドライブをする楽しみを犠牲にしているともいえる。
しかし、冷静に考えれば車自体がエコとは程遠い存在である。
徒歩や自転車を選択すれば化石燃料を使わないし、排ガスも出ない。
電車の方が環境的にもお財布的にもエコロジーである。
あくまで車が道具として必要な人にとってのエコであって
ドライブを楽しみたい人にはあまり効果がなく
近年の社会貢献意欲の高い若者には、結局無縁である。


以上のように、ドライブとしての価値は低下している。

 

ステータスとしての価値の低下

免許の必要性の低下

産業構造の変化や大都市集中によって、都市で生まれ育ち、そこから移動しない若者が増えた。
大学進学層が増え、その大学が都市に集中していることも都市部への若者の偏重を助長している。
都市部は地価が高く、車の維持費を底上げしている。
また、鉄道・バスなどが充実しており移動に困らない。
このため自動車免許を取得する必要性が感じられない、という人も少なくない。


車好きの減少

これは車離れとどちらが先かというのは難しいが、以前に比べ車好きが減少している。
車好きの数が減ればその分話題に上がらず、興味を持つ機会が減る。
またいい車を所有しようともそれを語れる相手がおらず、むなしくなる。
好きな人が減れば社会的に車への情熱が薄れていく構造が出来上がる。


人生プランの相違

昔は庭付きの一戸建てに二台止められる駐車場、などというのが理想のマイホームだった。
そこからマンションになり、今後は生涯仮屋住まいとなっていくだろう。
そもそもが不動産業と銀行の金もうけのための宣伝だったわけであり
現実問題として核家族化・生涯単身者化が進むのだから、広い家など必要ない。
今現在では夢がないと思われるような考え方でも、将来的には一般的になるだろう。
家を所有する気がないのに、車を所有しろ、というのも難しいだろう。


以上のようにステータスとしての価値は低下している。

 

 

車離れの問題とは


前章では車離れの原因について考えてきた。
この章では若者が車離れを起こすことにどのような問題があるのかを考えていく。

 

企業にとっての問題

企業にとっての問題としては第一に売り上げが低下する、という至ってシンプルなことだ。
しかし、もともと中高年に比べ購買力が低く数も少ない若者の車離れがなぜ問題なのだろうか。
ひとつは、車のない生活を当たり前とし、購買力が増してもいらないものとして考えることを恐れているため。
もうひとつは、囲い込みがしにくくなるためだ。
その昔、若いうちはカローラを買い、マークⅡなどを経ていつかはクラウン。というモデルがあった。
しかし若年層が車離れをおこすことでどのようなモデルを構築すればいいのか分からなくなっている。
そのため、子持ちには売れるだろうとターゲットが明確なミニバンに
各社力を入れることを後押ししているのではないだろうか。
また、車に興味を持つ層が減ればそのぶん若者が企業に興味を持つことも減り
優秀な新人を雇用する可能性が減少すると考えられる。


国にとっての問題

自動車産業は言うまでもなく、日本における最大のグローバル産業である。
電機産業に比べ現状でも競争力が強く、国内生産比率も高い。
しかし、国内での需要が減り、若者が車に興味を持たない状況では企業は
生産はもちろん、開発や本社すら海外に移す可能性がある。
日本という国が工業からサービス業に移転しつつあり、その必要性は求められている。
しかし、多くの雇用を支えている工場がなくなることは国にとって脅威である。


その他

自動車産業は非常にすそ野の広い産業といわれている。
完成車・部品・販売・点検はもちろん、物流や旅行、郊外型量販店、教習所にもその影響はある。
自動車産業の衰退はひいては日本全体の衰退であり、誰にとっても縁遠いものではない。


以上、車離れを起因とする問題を挙げた。
最後に若者と車の融和について考えていきたい。

 

 

車のある生活の提供

車離れが叫ばれて久しい。なので現代の若者は自分が車を持つことを想像しにくいのだろう。
ましてや車がなくとも不自由なく過ごせてきたと感じている。
なので、女の子にかっこいいと思われる車を出せば売れるなんてわけもなく
価格が多少安くなればいいわけでなく、アニメとコラボすればいいわけでなく
ましてやソーシャルアプリコンテストなんてする意味がわからない。

大切なことは車によってどんな生活がどんなサービスが提供されるかである。
その意味でカーシェアリングはその目的がわかりやすい。
所有からシェアへ、というのは世界的なトレンドであるし、費用も安く抑えられる。
さらにここから進んで私が考えるモデルは
シェアリング&コンシェルジュであり、提供者にはメーカー系レンタカー会社がよろしいと思う。

会員制で車を使えるようにするのはシェアリングと同様だが
月当たりの料金で乗れる車種と予約の期間に差をつける。
(例:月3万で全車種20日前から、月2万で下位車種中心に15日前からなど)
そして細かい時間設定や毎回一定料金(1時間500円など)徴収を行う。
また、一つのメーカーで様々な車種に乗れることでファンを作り
購入への足がかりとし、長期間の顧客となるように方向づける。

また、その際のデートコースやお勧めのスポットをきちんと伝えられるようにする。
車種の選択やパーツの設定、アクセサリも相談できるように。
観光地のレンタカー会社が教えるような野暮ったいものでなく
新たなミシュランガイドを作る意気込み
かつ高級ホテルのように手の届いたサービスで。

大切なことは車があるとどんな生活ができるか、を伝えることであり
採算を追求しすぎないことである。
車と触れ合い、好きになれば自分で所有したい、という気持ちは自然と出てくるだろう。

 

以上、若者と車のある生活を考えてみた。
もちろんこんなモデルがうまくいくわけはない。
なぜならこんなサービスがあっても私は利用しないし
こんなことでうまくいくぐらいならメーカー側も苦労しないだろう。

ただ、車のある生活、車を利用した遊びを伝える必要は間違いなくある。
なぜなら、そのようなことを誰も知らないからだ。
昔は自分で調べたのに、今の若者は・・・と思うかもしれない。
だが、昔と違い車に憧れを持たず、景気も良くない時代に
誰がメリットもわからず車を買うだろうか。
時代は変わり、車も変わった。
車の売り方はもっと変わってもよいのではないだろうか。


(繰り返しになりますが、すべては根拠のない妄想です。長文読んでくださり、ありがとう!)


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コメント 4

おたま

丁寧にまとめられてておもしろかったです。
とりあえず主だった理由を全部挙げてまとめていくとこんなかんじですよね。別に妄想ではないと思います。

逆に現状から見れば普通に売れる要素自体が無いんですよね。
興味ないし興味ある人もカネが無い。
若年層に売れる要素は妄想ですら見つからない。

ただ、この手の報道やら見てますとですね、ネット見渡せば語りつくされてるこの手の販売不振要因を世代的に全く分かってない人が多いんじゃないかと思いますね。いわゆるバブル世代以上や団塊の人たちには。

生きてる世界観の違いを凄い感じます。
このへん自動車に限らず新聞やTVメディアの不振やらも根を同じくする問題かとも思ったり思わなかったりです。







by おたま (2011-02-05 13:28) 

セラミック

おたまさん、コメントありがとうございます。

たぶんそうだろうなーとかネットで見てなるほどと思うことを
大学のレポート調にまとめてみました。
なので妄想は言い過ぎかもしれませんが、データはないのです。

ご年配の方々は車を魅力的なものと考えているのでしょうね。
若い人でもメーカーに勤めるような人は好きなわけでしょうし。
車自体に魅力がないことを認め、車が提供できるサービスを
メーカー自らが高めていくことが必要だと思います。
まあ明後日の方に向かってくれているうちはいいのかもしれません。
本気で国内販売に言及しなくなる日も遠からず来るでしょうから。

新聞にしろTVにしろ、一時期は国民に深く浸透していたことが
逆に悪影響を与えているんでしょうね。
自分たちの存在を当たり前だと考えていて、時代にあわせて変化できない。
製造業に比べ外圧が少ないので、よりたちが悪いですが。
by セラミック (2011-02-05 15:43) 

お米2号

おすすめスポットなどの情報を提供するサービスはレクサスが限定的ながらもやっていますね。シェアリングはEV車の普及と共に進めよう、というのがあるみたいなのでこれからかもしれません。

ただ若者のクルマ離れが言われだしたのは国内販売台数の低下が言われだしてからですが、人口あたりの所有台数が減ったわけではないような気がします。ちゃんと調べたわけではないのですが。

こういった記事の第2弾期待してます!
by お米2号 (2011-02-05 19:02) 

セラミック

お米2号さん、Niceとコメントありがとうございます。

レクサスがやってましたかー。
まあレクサスオーナーにやる分には採算とれるからでしょうね。
EV車のシェアリングはあくまで道具として車を使う場合であり
私の考えるシェアリングの概念とはちと違うかもです。

台数のことは私もよくわかりませんが、興味の対象としての順位は
下がっていると、どっかのメーカーの調査で出ていたように思います。

こういった記事とは車関連、ということでしょうか?
車については、こんな車乗りますよーって言うくらいしかネタがありません。
社会問題を私なりの視点でまとめて記事にする、ということなら
いくつか書いてみたいなあとは思っています。
by セラミック (2011-02-05 21:20) 

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